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058:【受験生向け】弁理士試験に独学で合格した話⑦「どのような文房具を使うか」

弁理士試験をどのように独学で乗り切って合格に至ったかをお伝えしています。過去記事は以下の通りですので、宜しければご覧ください。

さて、今日のお題は「どのような文房具を使うか」です。文房具なんてどれも一緒では?と思われた方は、新たな発見があるかもしれませんので、ぜひご一読頂ければと思います。

僕は、文房具が好きです。なので、資格試験のための文房具にこだわったのかもしれません。しかし、たかが文房具、されど文房具です。弁理士試験は、短答式試験も論文式試験も、ミスが許されない時間勝負です。限られた時間の中で最大限の能力を発揮するために最適なツールを使うことは、モチベーションのみならず、発揮するパフォーマンスにも影響を及ぼします。

目次


  • 短答式試験
  • 論文式試験
  • 口述式試験
  • まとめ

短答式試験


短答式試験は、マークシート式の試験です。3時間半で60問を解きますので、1問あたり3分半しか時間がありません。この中で、問題文を読んで、答えを選んで、さらにマークシートも塗っていかなければなりません。

一つのマークシートを塗りつぶすのに5秒かかっていたら、全体で300秒(5分)かかることになります。つまり、ほぼ1問分以上の時間をマークシート塗りに費やすことになります。

しかし、マークシート塗りが1つあたり2秒で収まったとしたら120秒(2分)ですから、かなりの時間の節約になります。

このため、いかに効率的にマークシートを塗っていくかが重要になります。

そこで、近所の文房具屋で検討を重ねて決めたのが、ぺんてるの「マークシートシャープペンシル」です。

ぺんてる|マークシートシャープペンシル

これは、芯の太さが1.3mmと極太なので(いつもの芯の太さである0.3mmの4.3倍!)、効率よくマークシートを塗ることができます。芯は、HBとBが用意されていますが、Bの方が芯が柔らかく書きやすいため、Bがおすすめと言えます。

また、書き損じをした時の訂正には消しゴムを使うわけですが、通常の四角形の消しゴムですと、最初はいいけれど使い込んでいくことで角が丸くなり、広い範囲で消えてしまうようになってしまいます。

そこで探したのが、ピンポイントで消せるタイプの消しゴム、トンボ鉛筆の「モノノック3.8」です。

トンボ鉛筆|モノノック3.8

これを導入したことで、隣の消したくないマークまで消すことなく、ピンポイントで訂正できましたので、試験時間の節約になりました。

論文式試験


論文式試験は、特許・実用新案が2時間、それ以外(意匠、商標、選択科目)がそれぞれ1.5時間の配分です。特に、必須科目は1日にトータル5時間にも及びますので、できる限り疲れにくい筆記具を使うことが望ましいと言えます。

近年のボールペンは、非常に書き味の良いものも多く、ボールペンがいいかなと考えた時期もありましたが、ボールペンで長時間文章を書くと、どうしても最後の方に疲れが出てしまうことが分かりました。

このため、最終的に僕が選んだのはボールペンではなく万年筆です。万年筆も色々と見てみましたが、僕は「WATERMAN」の万年筆にしました。

万年筆は、値段もピンキリですが、書いていくごとにペン先が少しずつ削れて、自分の筆記角度に合っていくというのが魅力的でした。

ですので、購入当初は新品感がありましたが、論文式試験の当日までにはペン先が削れて良い塩梅に仕上がってくれるよう、頑張ろうという気になったものでした。

なお、「WATERMAN」の万年筆は、インクを吸い上げるばかりでなく、リフィル交換型のインクもありましたので、試験の最中にインクが切れても、数秒でインク交換ができたというのも、注目ポイントでした。

このほか、論文式試験には、マーカーペンを持ち込むことが認められていましたので、4色くらいのマーカーペンを持ち込んでいました。

論文式試験では、登場人物が多く、どの行為が誰によるものかなど、塗り分けることで思考が整理され、かつ後から間違いがないかの確認をすることに役立ちました。

勉強を始めた当初、塗り分けなんて・・・と思っていましたが、やってみたら効果てきめんでしたので、騙されたと思って試してみることをおすすめします。

口述式試験


口述式試験は、その名の通り口で述べる試験なので、筆記用具を使うということはありません。ですので、口述式試験のために用意した筆記用具というものはありません。

まとめ


いかがでしたでしょうか。文房具にこだわるというのは、もちろんそれだけで合格に直結するものではありません。しかし、これによってモチベーションを高めたり、最後の踏ん張りが効いたりと、プラスの効果が期待できます。

必ずしも効果なものを使わなければいけないというものでもありませんので、気軽な気持ちで、近所の文房具屋を覗いてみてはいかがでしょうか。普段あまりご覧にならない人は、文房具の進化に驚かれるかもしれません。


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